【プライベート】今年入ってからのペットの介護奮闘記
2023/03/02
こんにちは。フローリストのやまなかじゅんこです。
今までこちらのブログにはお知らせとレポが大半で、プライベートやメンタルヘルスのお話は余談程度にしかしていませんでしたが、これからこちらのブログには全部投稿できららなと思っています。
プライベートの私も、フローリストの私も、心理学の思考の私もすべてひっくるめて私なんでねっ♪
ひとまずプライベートの近況報告を。
今年に入ってはや丸2カ月が過ぎました。
年明けの成人の日の連休中、主人がコロナにかかりその後、私も発熱から一週間後の隔離生活最後の日に息子くんが感染。
合計丸2週間のコロナリレーとなりました。
息子は結局始業式だけ登校し、冬休みを含めて1カ月ほど学校に行けなくてこんなの初めてだったので精神的にきつかっただろうなと思います。
学校休みたいって言ったことほぼない人なんでね。
それと同時に、ミニチュアシュナウザーの老犬ウッディくんの体調がすぐれなくて、連休明けに病院で診てもらうことに。
※これは病院へ行く2日前の姿。早朝の徘徊中の姿と、あきらめさすために布団をくるませて大人しくなった姿(笑)
前からあった脾臓にある腫瘍が怪しいのと心臓の収縮が浅いので、今後の治療のことを考えてセカンドオピニオンを進められていた矢先、その2日後に発作を起こし意識がなくなり緊急で病院に走りました。
幸い午後の診察の20分前。
電話に出てくれて、最初の診察の方の前だったので症状を聞いて緊急を要すると判断してくださり『今すぐ来てください』とおっしゃってくださいました。
エコーでみると、気がかりだった脾臓の腫瘍が破裂していました。
緊急手術をしなければいけなくなり、すぐにお願いすることに。
あの時、自分たちのことだけしか考えられていなかったのですがよくよく考えると、午後の診察の予約を入れられていた方たちは別日に回してくださったんですよね・・・
スタッフさんが片っ端から電話で謝罪し、別日に予約を入れなおす調整をしてくださって、本当にスタッフさんやほかの患者さんの皆様に感謝です。
何とか一命をとりとめたウッディくん。
その後酸素濃度の高い機械の中で2週間入院しました。
※術後次の日の酸素濃度の高いお部屋に入っている姿。まだまだ油断大敵だけど、手術は成功で少しほっとした。
若い子や回復力の高い子は翌日から立てたりご飯を食べたりするそうですが、老犬な上に破裂した際に脳にもダメージがあったのか、なかなか立てず、食べれず、点滴を入れ続けてもらいました。
※術後数日の入院中のとある日。少しだけならと酸素濃度の高いお部屋の扉を開けてもらったら少しだけ目を開けてくれていました。感動です。
2週間、午前午後の診察時間ごとに様子を見に通い続け、休診の日もお世話をしに来てくださった先生には、男性だけどマザーテレサのようで、神様かと錯覚を起こすくらい献身的に診てくださっていました。
※退院した日のおうちの姿。この日からお皿のご飯とお水を自分で食べれるようになってくれてみんなで喜びました。
退院後は、食事を自らとれるようになったり、立てるようになったりと、日に日に回復する姿を見て喜ぶと同時に、元気な時できていたことができなくなったり、性格が激変していたりと戸惑いも大きかったです。
特に、性格の変化。
野生化したと言ったらいいのでしょうか。
※野生化、狂暴化している姿。突然口で柵を噛んで立ち上がってびっくりしたなぁ。
触られたら嫌な部分、ちょっと気に入らないことなどあれば思いっきり噛む。
目に見えたものが食べれるものだと思い、手も服も腕も噛む。
だからちょっと固めなお肉だと思って思いっきり噛む。
いまだに歯形が残っています。(今やそれもいい思い出だけど^^)
そんなことも受け入れながら少しずつ歩けるようになって、短めのお散歩に行けるようになったり、お外でおトイレできるようになったり、完全復活とまではいかなくてもそこそこ自分の思うようにできるようになってきたんじゃないかな?というところまで来ていました。
※まっすぐ歩いているつもりだけど、どんどん斜めに歩いて行ったり、溝や壁の認識がよくわからないのか、突進していく姿。今までビビりで絶対しなかったので若干戸惑ってますw
※歩けるようになって夜中の徘徊にもお付き合いしていました。大変というより歩けた喜びの方がでかい!!!
まぁどうなろうと変わらず夜中に1~2度はバタバタ動くので、寝室から飛び降りで見に行くというのは今年は言ってずっとですが。
今思えばその頃が術後の一番の回復時だったように思います。
そこからゆっくりと下り坂に入ります。
ゆっくりゆっくりと、できないことが出てきます。
※抱っこから下したものの歩けなくなっちゃった日。せっかく回復してきた矢先で小さくショックを受けました。
昨日歩けたけれど、今日は右手が使えなくて歩けない。
今日は少し調子がよさそう。おトイレができた。
昨日は朝たくさん食べたけれど、今日はあんまり食べてくれない。
踏ん張ることができなくなって、お水を自分で飲めなくなった。
フラフラしてひっくり返ったら自分で起き上がれない。
お腹がパンパンに張って苦しそう。体が重くて立てない。
など毎日、毎時間、体調も変わっていく感じです。
弱っていくのと比例して、噛むことはなくなり、耳は聞こえないけれど、嗅覚と視覚はしっかりしているようで、私たちのことはよくわかってくれています。
術後、全摘出した脾臓と破裂した腫瘍は、病理検査に送っていただき結果は『悪性の腫瘍・血管肉腫』でした。
血管肉腫は転移の確立が非常に高く、術後毎週診察に行っているけれど、肝臓あたりに転移の可能性がと言われていました。
先週あたりからあまりご飯も進まなくて、便も出にくくなり、お腹に水が溜まっているのがどんどん増えて本当はガリガリなのに、お腹周りだけパンパンの状態です。
今週の診察で、水がありとあらゆるところに溜まりだしているということ。
気になっていた肝臓への腫瘍の転移は、エコーで見る限り先週には1つしかなかったものが3か所の腫瘍が見つかりました。
水を抜くという方法もあるけれど、それをすることによって痛みで暴れてショック死する可能性もあるということもあり、このままお薬だけで余生を過ごすと家族で決めました。
ただ穏やかに、安らかに、できるだけ痛みなどがないように。
大好きな家族ができるだけそばにいる中で、ストレスをためないように過ごしています。
そばで仕事をしているので、少しでもガサガサと動く音がすると駆けつけ、立ちたそうにしているのなら支えながら立たせてあげて。
口元がカサカサしてきたらお水を飲ませに行っています。
今週先生に『これはもうそろそろということでしょうか?』と意を決して聞いた。
先生は『そうですね。一命をとりとめて約1か月半ですからね。』とのこと。
わかっていたけれど、やっぱり先生の口から聞くと精神的なダメージが自分が想像しているよりもきつかったようでここ数日油断すると涙が出てきます。
これほど『命』というものと向き合ったことがあっただろうか・・・
ウッディが寝ているときも、常に呼吸をしているか確認してその場所を通る家族。
起きて顔を上げている姿を見ると、撫でて愛でて励ます家族。
みんなで命の尊さを全力で受け止めています。
もうがんばれとも声をかけていません。
充分がんばってますからね。
『かわいいね』『がんばってるね』『行ってくるね』『ねんねしてね』
※お天気がいい日はおうちの前で日光浴。気持ちいいようで腕に顔を乗せて眠ってます^^これ昨日の姿。
昨日から完全にご飯は食べなくなってしまいました。
チュールを一口。
薬は今朝水とチュールを溶かしたものを、スポイドであげて飲んでくれました。
本当によくがんばっています。
本当はもっともっと生きてほしい。まだ行かないでほしい。ずっと一緒にいてほしい。
そんなのは私のエゴであることも十分わかっています。
このエゴと懸命に生きる命の重みを噛みしめながら最後の最後までそばにいようと思います。