オーダーアレンジ スズランのスワッグで更なる幸せを願う金婚式のお祝いギフト
2022/03/23
フローリストの山中淳子です。
ずっと投稿がたまっています(苦笑)
正直いつの話だよ?!っていう内容も度々ですが、なんせスマホの中の写真がめちゃくた溜まっているのでどうぞお付き合いいただければ幸いです。
そして、もし気になる作品があればオーダーの参考になさっていただければと思います。
今回は、両親の結婚50周年、金婚式のお祝いと一緒に贈ったアレンジのご紹介です。
スズランをメインフラワーにした、三日月形のスワッグにしました。
実家は築100年以上の古民家で、玄関入ってすぐ広めの土間があります。
私がお花を始めた23年前から玄関入って正面にある棚が、作品を飾ってくれるゾーンになっていました。
結婚して子供が小さい時お花から少し離れていても、枯れないお花である私の作品プリザーブドフラワーをずっと飾ってくれていたんです。
最近は、ちょこちょこ半端に残った花器や花材を使って実家に行くたびにアレンジを入れ替えていました。
そこのゾーンには、私が資格を取るためにディプロマを受講していた時の作品、おそらく20年ほど前のスワッグがまだ飾られていたんですよね・・・
ドアの壁にかけていたのであまり目にとめていなかったのですが、一度目にすると気になるもので(笑)
今回金婚式のお祝いという事で、当時作ったスワッグよりもボリュームのある明るい色合いのものを作りました
平和と幸せの象徴でもあるスズランとミモザを使ったナチュラルなデザイン。
スズランの花言葉は『幸福の再来』『再び幸せが訪れる』です。
ここ数年、父は病気と闘い、母は持病を気にしながら、更にコロナに感染しないかとありとあらゆることに気を配りながら生活してきました。
食欲も落ちていますし、少しでも食べたいものをなんでもいいから口にしエネルギーを蓄えてほしいと願うばかりです。
そんな両親に再び幸せが訪れますように・・・と願いを込めて作ったスワッグ。
とっても喜んでくれました。
夫婦色々不満もあるんだろうけど、なんだかんだ50年も寄り添ってきた二人だから、お見合いであろうがきっと縁があったんだろうと思うのです。
血のつながったものでもきっと50年を共にするって難しいことだと思います。
お互いがお互いを思い過ごしてきたこの50年は、やっぱり尊敬でしかありません。
私たち夫婦なんてたかが15年程度。
まだまだひよっこです。
両親を見習い、寄り添って生きていけたらなって思います。