フローリストとして必要なこと
2020/06/13
フローリストの山中淳子です。
フローリストとして必要なことの本題に入る前にちょっと予断を・・・
◆アンジャッシュさんから学ぶ『愛がない』の行方
最近アンジャッシュの渡部さんの件で連日騒がれていますね。
内容についてはみんなが思うのと同じように私も思っていますが、今回そこのことではなく、
ずっとアンジャッシュのことを見ていて思っていたことを、今回のラジオの代打としてお話された児嶋さんの言葉がリンクするなぁと思ったので書かせていただこうかと。
ラジオの中で
『人の痛みとか、思いやり優しさがないんですよ。だからこうなった。浮気した方々、スタッフ、なんなら僕に対する態度もダメですよ。なんで傷つくこと平気で言うんだと。』
テレビで見る限りでも、ここ最近はまだマシになってきているように見えていたけど、どう見ても児嶋さんのことを見下してみてるし、バカにしているし、不仲にしても軽蔑の目で見ているんじゃないかって思うくらいにそう感じていたんですよね。
これがね児嶋さんがいい加減な人で何にもやる気ありませーんって人ならともかく、不器用ながら一生懸命だし、なんなら『児嶋だよっ!』で渡部さんよりよっぽど芸人らしくいてたと思うんですよね。
それが、ほかの人に対してもそんな感じで、美人な女優さんやイケメンな俳優さんにはニコニコしているのに、女性の芸人さんなんかに対しての言葉や態度がひどいなって。
だから、児嶋さんらがかわいそうで二人で出る番組や渡部さんがでる番組はあんまり見なかったんだけど。
児嶋さんが言うように『愛がない』んだよなぁって思っていたんですよね。
今ってね、ぺこぱさんとか肯定するツッコミとか流行っているじゃないですか?
私もぺこぱさん大好きだし、ずんの飯尾さんも好きで、バナナマンさんとか、サンドウィッチマンさんも、いとうあさこさんも好き。
共通して言えることは、人のことを悪く言わない人が好きなんですよね。見てて気持ちがいい。
つまりは今の時代冗談だとしても、人をけなすこととか、あんまり流行らないんですよきっと。
だから、中堅の売れている芸人さんが次々ボロがでて自粛に追い込まれるっていうのは、誰かを蔑ろにする態度をとってしまっていたり『愛がない』行動をしていたんだと思うんですよね。
いわゆるテングになっている状態。
だって、こんなご時世絶対そんなことしたら叩かれるでってことをわかっていても、裏でやめずにやっていたわけですからね。
己を過信しすぎなのです。
◆私たちも同じであるということ知ろう
『愛がある』か『愛がない』かって私たち一般人も含め人間全員に言えることだと思うんですよね。
私も常に『そこに愛があるのかい?』と、若い子は知らないであろう(笑)ドラマ≪ひとつ屋根の下≫のあんちゃんの名セリフを頭に入れて生活しています(笑)
だからね、お客様の中でも平気で無茶ぶりしてくる人とか、当たり前のように値引きを迫ってくる人とか、平気で遅刻してくる人とか、なぜかずっと横柄な態度な人だったり・・・
そんな人を見るとホント『愛がないんだよ!』って思っちゃうんですよね。
先日たまたま買ったこの本ともリンクするなと思ったんです。
≪「育ちがいい人」だけが知っていること≫
著者:「マナースクールライビウム」代表 諏内えみ
この本の内容は、育ちのいい人がしている美しい行動や言動のことが書いています。
つまりは人を不快にさせない。人に対しての愛だったり敬意だったり含まれているのです。
私は油断すると口も悪いし、行動も雑だし、育ちのいい人とはかけ離れています。
だけど、上にも書いたように人を悪く言わない人が好きだったり、本屋さんでこのような本をたくさん置いている中から目に留まり選んで購入したりするってことは、本当に愛のある人間になりたいんだと思うんですよね。
蔑ろにされて腹がたったり、悲しかったりするけれど、それを自分も相手にしていないか・・・常に自問自答しながら行動したいと思っています。
◆『愛』はフローリストにも必要なこと
今書いたことがすべて、フローリストとしてできるか否か左右すると思います。
『私にもできるでしょうか?』という問いにいつも『やってみなきゃわかんない』っていう返答が心苦しかったのですが
務まる一つの条件として言えるのが、
お客様に対して、お花に対して『愛』があるかどうか。
ただただ稼ぎたい!売れたい!と思っているだけではダメだってことです。
でも、この情熱も絶対に必要なんですよ。
私も売れたい!稼ぎたい!の情熱は常に持っているので。
お客様の立場になって考えたりできる、想像力って必須です。
この想像力が欠けている人は速攻クレームが来ます。
ただ言われた通り製作するだけだったり、自分がかわいいと思うものだけ作っているっていうのはただの趣味です。
≪製作する≫→≪売る≫まで持っていくためには、人と必ず接する場があるということです。
例えば自分がかわいいと思うものを作って、ネットで販売し、お客様に売れた。
そこからお客様とのコミュニケーションが始まるわけです。
・ご注文くださったことへの感謝の気持ちを伝えよう。
・ギフトなのであれば用途は何なのか。それによってはラッピングも変わるよね。
・メッセージカードは必要か否か。
・直送であれば日時指定をしてあげよう。直送でないギフトであれば手提げの袋が必要だよね。
・梱包しているときにお花を崩さないか、配送途中でゆれたら崩れないか、十分気をつけなきゃいけないよね。
・プリザーブドフラワーを生花と間違えてお水をあげたりしたらいけないから取扱説明書必要だよね。
・万が一不備があったときに連絡するところがすぐわかるほうがいいよね。
などなど・・・
軽く想像しただけでもこれだけ出てきます。
要は、人様からお金をいただくということはただ商品を渡すだけでは成立しないということです。
自分もずっと疑問に思って不安でいたんです。
『私売れたい!っていう情熱は強いけれど、お客様に対して愛はあるのか?』って。
そもそも人とコミュニケーションが苦手だから、リアルな販売よりネットショップを選んだというのが元なんで。
対面で上手に口では言えないけれど、受注メールでの言葉は表情が見えない分すごく気を使っています。
相手を不快にしないように、なおかつ回りくどい言い回しにならないように、要点は簡潔に・・・
これってお客様に対しての立派な『愛』だとわかったんです。
その気持ちが強く強く思える人は、細くとも長くフローリストとして続けられる秘訣です。
悪戦苦闘しながらもフローリストとして変わらず仕事し続け、約10年。
売り方などは時代で変わってきていても、想いは何も変わりません。
その気持ちが理解できる人はきっとフローリストとしても務まります。
みんなーーーー!
そこに愛はあるのかい???
そんなこんなでフローリストを目指したい方大募集中です(笑)
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